2019年より、大分県国東半島の霊場を巡る旅を開始。霊場に辿り着くことのみを目的とせず、その過程において感じたことや考えたことを等身大に表現していく。 写真は高崎恵が、文章は荒井ちひろが担当。各々にとっての内なる場を探す旅へ出る。
そして数年が経ち、その後…
A journey back to the sacred inner place
Since 2019, we started on a journey around 183 ancient sacred places of Rokugo-Manzan, which is little known, on the Kunisaki Peninsula, Oita Prefecture, Japan.
The aim of this journey is not only to arrive at the destination, but also to express the feelings and thoughts along the way as they are.
Megumu Takasaki takes photos and Chihiro Arai writes, looking for the sacred inner place for each.
高崎恵 | Megumu Takasaki
Artist, Photographer based in Oita, Japan.
1980年長崎県生まれ。写真家。
2009年に廃寺で遭遇した巨石の存在を介して、国東半島に連綿と受け継がれてきた人々の祈りを意識するようになる。この土地に通いながら、 ”Still exist”と”Peninsula”の制作を開始。
2019年に作品世界を深めるべく移住。
自然のなかで一瞬一瞬に身を委ねながら、世界の生成に立ち会うことを求めている。
また2021年から、地元の人が長年使用してきた場所を借りながら、この土地で撮影した写真を展示している。
荒井ちひろ | Chihiro Arai
1978年新潟県生まれ。元占い師。
大学在学中にBPDを発症。約5年の空白期間を経て寛解、社会復帰。「自分だと思っていたものが自分ではなかった」という体験から精神世界に興味を持ち、東洋占星術やタロット等を学ぶ。
2014年、旅行で偶然訪れた国東半島でなぜか「ここは旅先ではない」と感じ、半年後に単身移住。寺社を訪ねたり資料を読んだりしながら、その理由を今も探している。